今回のわんちゃら!はズバリ二郎さんに向けて書かせて頂きました!
超絶長いです。すみません。
届くといいなあ!
お笑い界のカール・ゴッチ登場!
これみたら、サンドウィッチマンが完全に東京ダイナマイトの影響受けていることがわかる。
冷静にツッコむスタイルは
唯一無二
はっきり言おう!いまや好感度調査12連覇「THE頂点」サンドウィッチマンの原型は東京ダイナマイトである!
松田さんかっこいい!二郎さんカリスマある!
ただアータ破壊的に好感度に差が…
やめなさい
ハチミツ二郎の誇りは、吉本興業に移籍してからすぐ「ショー・ストッパー」、つまり「トリ」を務め続けてきたことだ。
吉本興業にはおおよそ六千人の芸人が所属していると言われている。言われている、というのは吉本興業自体が把握していないからだ。彼らを惹きつけているのが「なんばグランド花月(NGK)」を頂点する(原文ママ)全国14カ所の劇場である。
(中略)
劇場のトリを取る芸人ーーショー・ストッパーは芸人の中の芸人である。
引用:『マイ・ウェイ 東京ダイナマイト ハチミツ二郎自伝』
つまりショー・ストッパーは「本日のメイン・イベント」と同様なのだ!
ところで…
なんばグランド花月とは…
なんばグランド花月(なんばグランドかげつ)は、大阪府大阪市中央区にある、吉本興業が運営するお笑い・喜劇専門の劇場。通称、NGK(エヌ・ジー・ケー)。キャッチコピーは「笑いの殿堂」。
引用:なんばグランド花月 – Wikipedia
吉本といえば…
◇大﨑洋元会長!

◇松本人志氏!

是非合わせてご覧ください!
で、NGKですが。
以前観覧させていただいた時の様子を少しだけご紹介します!
ひと言!遠征組のみなさま。基本的に当日券は買えないものだと思った方がいいです。
NGKの発券所で呆然とするだけですよ。


よしもとに所属する芸人さんが作ってくれるたこやき!
この動画、めちゃくちゃコンパクトで、綺麗にお店の紹介をされていますが…
5年間で「3368回」しか再生されていないってどういうこと?
通路を挟んで吉たこの向かいには…
千とせべっかん!

おかげさまで看板メニューとなった「肉吸い」はそもそも、 吉本新喜劇の俳優である花紀京さんが出番の空き時間に店を訪れ、二日酔いで軽く食事をしたかったために「肉うどん、うどん抜きで」と注文し、 先代の店主がそれに応えたことから始まったもので、その後はクチコミで世間に広まり、店一番の人気メニューとなりました。
引用:千とせべっかん|名物肉吸い千とせ
出汁がきいたやさしい味!



すっちーさんのパワーがすごかった!

私の隣に座っていたのは、若い女性一人。終始大きな声でうわはははと笑っておられました!
さすが芸人さん!会場の隅々までみなさん、良く通る声でした。個人的には矢野・兵動さん面白かった!
吉本興業の全国展開により近畿地区以外出身のタレントも同劇場に出演する機会が増えているが、吉村崇(平成ノブシコブシ)は「(客の視線は)ここが一番厳しい。若い女の子にワーキャー言われてるだけの芸人はNGKで本当の評価をされることになる」と語っており、桂文珍は「あそこ (NGK) でウケれば日本中どこでやってもウケますわ」と評している。
引用:なんばグランド花月 – Wikipedia
そんなNGKはじめ よしもとの各劇場でトリをとってきた…
東京ダイナマイトの頭脳、「無冠の帝王」ハチミツ二郎氏、わんちゃら!についに降臨!
そんなハチミツ二郎氏ですが…

でも大丈夫!
二郎さんはまだまだ終わっちゃいないぜ!
大仁田厚は7回引退して7回復帰してますから!
Help me! ~いやあ、しんどいなあ
今回のお悩み:
「有吉さんがこのまえ話していた人ってどんなひとなの?」
すごいひとです
Who are you? ~どんな内容?
89冊目はこちら!『マイ・ウェイ 東京ダイナマイト ハチミツ二郎自伝』(2022年7月11日発売)でございます。
著者はハチミツ二郎氏。1974年11月20日生まれ、3人兄弟の末っ子。岡山県倉敷市出身。身長177 cm・体重100 kg。中学校の卒業式翌日、新幹線に乗り上京。町田市で看護師の姉と同居、姉の結婚を機に都立代々木高校(定時制)へ。東京NSC(東京吉本総合学院/NSC東京校)1期生として入門。1990年代中頃に芸人活動を開始し、2001年12月に相方松田大輔と共に東京ダイナマイトを結成、2004年および2009年のM-1グランプリ決勝進出。

東京ダイナマイトはすでにメインイベンターで、プロレスなら何度もヘビー級のベルトを巻いているクラスなのですが、ここ最近世間が久々、その名前を耳にしたのは有吉氏のこの発言がきっかけだと思います。
このニュースの少し前。
二郎氏密着動画がアップされていました。
あの日オレは死ぬハズだった。
平成最後の夏、2018年7月16日 夕方。
大阪西区の大野記念病院、救急治療室。
「大至急、ご家族と会社の人を呼んでくれ!」酸素マスクを付けて救急のベッドの上に寝ているオレでも、ドクターのその言葉はなんども聞こえた。
引用:『マイ・ウェイ 東京ダイナマイト ハチミツ二郎自伝』
ハチミツ二郎氏は過密スケジュールをこなす中で高熱となり、肺炎を発症したことが原因で心臓に負荷がかかり、結果肺に水が溜まってしまう。傷病名「急性心不全・呼吸不全」。死の淵から10日間。その生々しい記憶と記録からこの本の幕が上がります。
そしてこの時の体のダメージが「伏線」となり、第4章に繋がっていく…
この本はハチミツ二郎氏の自伝です。お笑いに魅せられ、上京し芸人として生きてこられた半生が綴られています。
これはあくまで個人的な解釈なのですが、自伝というのは客観的に自分の過去を振り返り、周囲に伝える文章です。
しかし同じような系列に「自叙伝」というものがあります。自叙伝とは自分の人生を主観的に書き、当時の感情や葛藤、抱えていた悩みを合わせて表現する文章です。
お笑いと真摯に向き合う姿勢、M-1やTHE MANZAIにかける思い、事務所移籍の裏話、周囲の先輩芸人からの金言。そして何度も襲いかかる病、家族が徐々にバラバラになっていく過程、そこに渦巻く怨嗟、確かな後悔、新たな目標。
一つひとつのエピソードにハチミツ二郎氏のむき出しの感情が練り込まれている!嫉妬であり、悔恨であり、怒りであり。取り繕うことのない、純度100%の…もう絶対本心!間違いない!
私は言いたい!
なにを?
この本は自伝じゃなくて自叙伝でしょう!
どっちでもいいよってツッコミが聞えます
この本の構成です!
この本は二郎氏による原稿に加え、ノンフィクション作家、田崎健太氏の解説により構成されています。この田崎氏の解説がまた良いアクセントになっていて面白い。
解説 幕が上がる前に
1章 心不全 死の淵からの10日間
解説 二つの「骨格」
2章 東京ダイナマイトの日々
解説 ヤングライオン時代
解説 全身芸人の系譜
解説 「まぁーるい」世界で生きる
3章 COVID-19
解説 Show must go on
4章 貰えなかった腎臓と失ったもの
終章 オレの道を往く
あとがきに変えて
※上記各章にさらに小見出しがつきます。
Show must go on
強調しなくていいから
解説には何が書かれているの?
田崎氏の解説は基本的に、ハチミツ二郎氏の原稿の補助的な役割である。その意味がよくわかる箇所が一番最初の解説、幕が上がる前に、で書かれています。
冒頭で、二郎氏で書きあがった原稿を田崎氏に渡します。原稿をチェックし始めた田崎氏でしたが、読みはじめると「頭を鷲掴みにされて、彼の腹の中に突っ込まれたような」そんな感覚に陥った。
どんな感覚なのよアータ
ページをめくる手が止まらなくなったことを表現してんの
ぐるぐると迷路に入ったかのように徘徊する箇所もあるが、不思議な疾走感がある。プロの物書きには書けない文章だった。
世に出ている著名人の多くの書籍は、いわゆるゴーストライターが書いたものだ。“商品”として考えれば構成を再考する、あるいは説明を大幅に加えるべきかもしれない。しかし、ぼくは細部を整える程度でそのまま出したほうがいいですよと、返事した。
引用:『マイ・ウェイ 東京ダイナマイト ハチミツ二郎自伝』
要するにこれは真正。だからこそ「細部を整える」ための解説がある。
これだけで品質保証でしょう。
ハチミツ二郎氏、ぐっちゃぐちゃの本音まみれ。圧巻の384ページ!味わってみてください!
無冠の帝王プロレス教室へようこそ!
プロレス教室じゃねーだろ
I like you! ~紹介する理由
それではここでみどころBEST3を発表します!
と、そのまえに個人的にめちゃくちゃ好きなコントをご覧ください!
…イカレてるわアータ
メリークリスマス
ミスターローレンス!
最後全員でww
第3位 2章 東京ダイナマイトの日々 大仁田厚の言葉
大仁田厚氏。改めてこの動画を見ると、やっぱり「超一流」だなと思います。
オレは教えられた。
カッコ悪いことは、カッコ良いことなんだ。
カッコ悪いことをさらけ出せれば、それはやがてカッコ良いことに変るんだ、と。笑われても、馬鹿にされても、自分の信念を持って、続けていく。
引用:『マイ・ウェイ 東京ダイナマイト ハチミツ二郎自伝』
かっこいいとはこういうことさ
それアドリア海
そんな大仁田厚氏とハチミツ二郎氏は、2017年10月7日神奈川県・鶴見青果市場にて<ノーロープ有刺鉄線電流爆破&有刺鉄線電流爆破バット ストリートファイトキャプテンフォール イリミネーションデスマッチ 時間無制限一本勝負>を行います。
カードは、大仁田厚、雷神矢口、保坂秀樹の邪道軍と、ハチミツ二郎、橋本友彦、NOSAWA論外のハチミツ二郎軍の6人タッグマッチです!
シングルではありませんでしたが、最後は大仁田氏と一騎打ち!電流爆破となりフォール負けとなりました。
そして大仁田氏7度目の引退の日。後楽園ホール。
観戦に訪れたハチミツ二郎氏。その帰りーーー。
セレモニーが終わり、後楽園ホールの非常階段から帰ろうとすると、大仁田さんがオレを見つけ駆け寄ってきた。
「やってよかったな!」
そう言ってくれた。オレは大仁田さんと写真を撮った。オレの肩にガッチリ腕を回してくれた。
そして大仁田さんは翌年2018年に、復帰した。
引用:『マイ・ウェイ 東京ダイナマイト ハチミツ二郎自伝』
第2位 2章 東京ダイナマイトの日々 ビートたけしの言葉
東京ダイナマイトは2002年頃から2008年6月20日までオフィス北野に在籍していました。一時期「ビートの遺伝子」ってキャッチコピーでしたよねー。
「辞めるのが遅いよ」
「オレんとこにいるのはさ、オレんとこいなきゃいけない奴だからさ、あんちゃんたちネタ出来るんだから寄席のあるとこ、行ったほうがいい」
続けて、こう言った。
「いいか、ひな壇と短いネタは、絶対やるなよ」
引用:『マイ・ウェイ 東京ダイナマイト ハチミツ二郎自伝』
これは本文にもありますが、本書の裏帯にも印刷されているたけし氏の言葉です。
時代はおりしもネタ番組ブーム。爆笑レッドカーペットにエンタの神様。番組の都合の良いように持ち時間1分のネタを番組側から要求されていた、プロデューサー上位時代。
「ネタが出来るんだから」送り出したたけし氏。それは、「だからネタをやり続けろよ」というメッセージでもあった。
「寄席でネタをしっかりやっとくんだ。いつかまた必ず寄席がひっくり返す時が来るからよ」(本文:P143引用)
そして…
「おい!」
たけしさんが叫んだ。豪華な個室楽屋なので、入り口から奥のソファーまでの距離は、10メートルくらい離れている。
振り返るオレたち。
「また一緒に番組やろうぜ」
「ありがとうございます!」
引用:『マイ・ウェイ 東京ダイナマイト ハチミツ二郎自伝』
なに北野映画これ?
いや、しかし殿はこうでも周りはそう簡単にいかなかった…
たけしイズムが吉本に流れるのだけは避けてくれ
引用:『マイ・ウェイ 東京ダイナマイト ハチミツ二郎自伝』
なにがあった?
ぜひ本書を取ってお読みください!
第1位 4章 貰えなかった腎臓と失ったもの
二郎氏の本音。本心。そして悔恨とやるせない思いを読むのであればこの章です。
2020年。世界はコロナ禍の只中にあった。東京オリンピックは1年延期。
COVID19。
まだ全容が解明されない、その忌まわしきウィルスは人々の生活、いや人生を大きく狂わせた。
そしてそれはハチミツ二郎氏にも襲いかかってきた。
この前の章で二郎氏はご自身を「2018年の心不全の時も死にかけたし、血糖値も高い、いわゆる基礎疾患あり」と仰っています。
あの頃の日本を思い出してください。基礎疾患ありの方が、コロナに罹患する。その恐ろしさと言ったら。
いまでこそ「コロナになったの?ふーんお大事に」くらいライトになってしまいましたが(依然基礎疾患がある方は留意してください)、当時は感染者の数が毎日のニュースになっていましたよね。
コロナ罹患後、無事回復するも二郎氏は腎臓を悪くされます。前々から抱えていた椎間板ヘルニアが悪化し、その時に服用していた痛み止めの薬の影響で腎臓の機能が低下してしまったためです。
人工透析か腎移植か。
「じゃあわたしのあげるよ。わたしの腎臓、二郎にあげる」(本文:P308引用)
しかし…
オレは恐る恐る最後の質問をした。これがファイナルアンサーだろう。
「手術する可能性はゼロだよね?」
妻はオレと目を合わさずに、少し笑って「うん」と言った。
「他に男がいるんだろう?」と言った。
笑いながら「いるわけないじゃん」と言った。
その後、手術をしない理由を話し出した。
二郎から5年前にあんなことを言われた。結婚2年目にはこんなことを言われた、等々。手術をしない理由を、自分自身に言い聞かせる様に、過去の不満をオレに投げてきた。
引用:『マイ・ウェイ 東京ダイナマイト ハチミツ二郎自伝』
えええっ!
くれるっていったじゃん!
…そんなに簡単なもんじゃないんだって
ご夫婦のことはご夫婦間でないと分からないことであるし、この本は二郎氏主観のものでもあるので何とも言えませんが、当時の奥様の決断は、二郎氏にとって絶望の二文字だった。
重厚なノンフィクションに転じる、この魂の4章こそこの本の真骨頂でしょう。そしてそんな二郎氏にも、生きていく目標ができます。それが…
父もまた強し!
Present for you💐 ~揺さぶるフレーズ
片足を引きずりながら歩く大きな男がいたら、それはオレ。
ガソリンももう入らない。
燃費の悪いポンコツ車。
それでもまだ前に進める。
目の前にある、面白そうな道を進んで。
オレのショーを観にきたことはあるか?
なかったら一度来てくれ。
そこにはまだオレがいるよ。
オレは今、君に語りかけている。
引用:『マイ・ウェイ 東京ダイナマイト ハチミツ二郎自伝』
揺さぶるフレーズは間違いなくこの箇所。
二郎さん、引退していないのだから大仁田厚より全然問題ありません。
ただふらっと松田さんとNGKに帰ってくるだけです。
松田さん、しゃべりながら出てきてください。
「秋になると栗拾いというのが…」
「なんでしゃべりながら出てきたんだよ!」
待ってます!いちファンより
Let’s try it! ~いまからできること
①一生に一回でいいから自分の好きなこと胸いっぱいやってみよう!
②カッコ悪いことをさらけ出せれば、それはやがてカッコ良いことに変る。
③生きたらまだまだ面白いことがあるかもしれない、と自分に言い聞かせる。




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