【55秒書評】『人生の勝算』

【55秒書評】『人生の勝算』 【55秒書評】
「自分だったら立ち止まるだろうか」
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Grandline ~偉大なる航路

海はね 4つに分かれているの
東の海イーストブルー 北の海ノースブルー 西の海ウエストブルー 南の海サウスブルー
世界を一周する細長い大陸が
赤い土の大陸レッドライン

その真ん中を横切るのが
偉大なる航路グランドライン

引用:「偉大なる航路(グランドライン)」とは? – ナミに聞いてみよう🗺 | ONE PIECE | Netflix Japan – YouTube

いきなりなんだ!色々ツッコミどころ満載な始まり方なんだけど!

ココ
ココ
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Who are you? ~どんな内容?

61冊目は『人生の勝算』(幻冬舎、2017年6月30日)でございます。

著者は前田裕二氏。1987年6月23日、東京都北区出身。早稲田大学政治経済学部卒。外資系投資銀行に入行後、2011年からニューヨークに渡り、北米の機関投資家を相手に日本株に関するブローカービジネスを手掛ける。0→1の価値創出を志向し起業を決意。2013年5月にDeNAに入社、同年11月に仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げ、2015年8月にSHOWROOM株式会社を設立。

かのん
かのん

SHOWROOMってなに?

SHOWROOMは「仮想ライブ空間」というキャッチコピーで知られる、2013年11月にスタートしたライブ配信サービスです。

引用:『人生の勝算』(P5)
SHOWROOM
SHOWROOM provides live performance broadcasts by idols and celebrities in virtual stadiums.

本書はHarvard Business Review2016年11月号の特集で「未来をつくるU-40経営者」20人に選出された、前田裕二氏がご本人の生い立ちから現在、未来までを綴られた本です。

かのん
かのん

私はブリーダーの里親募集に応募したラムノに引き取られ…

いや聞いてねぇし!

ココ
ココ
キャロ
キャロ

要は自慢話でしょアータ

ねじ曲がってんぞ性格が!

ココ
ココ

前田氏ご本人による各章の解説です。

第1章 人は絆にお金を払う

第1章では、起業の原点となる、弾き語り時代のことを詳しく書いています。

引用:『人生の勝算』(P7)
かのん
かのん

えミュージシャンだったの?

ミュージシャンですよ立派に!

ココ
ココ

ただ歌が好きだから…そんな理由ではありません!戦略を立て、路上に立ちチップを得ています。しかもこの時前田少年、小学生ですよ!

その他、なぜスナックは潰れないのか?など。

これは『タピオカ屋はどこへ行ったのか?』の、場末のスナックはどうやって稼いでいるのかと合わせて読むと面白い!こちらは著者の菅原由一氏が税理士でいらっしゃるので経費面にフォーカスを当てているのに対し、前田氏のスナック論はズバリ、コミュニティ。

スナックはお客さん(この場合、常連客を指す)にとって居場所となり、所属欲求を満たすことになります。菅原氏はこの居場所を「サード・プレイス」と呼んでいます。

この人と人の繋がりがめっちゃ重要!

ココ
ココ

『タピオカ屋はどこへ行ったのか?』はこちら!

第2章 SHOWROOMが作る新しいエンターテイメントのかたち

第2章では、エンターテイメント業界において、SHOWROOMがどのような変革を起こそうとしているのかを説明しています。

引用:『人生の勝算』(P7)

ここでのキーワードは「インタラクション」です!

ラムノ
ラムノ

相互作用なんて訳されます

これ、まんま「推し文化」です。要するに、先に触れたママを支えるおっさんと、アイドルを支えるオタク。

実はこれが SHOWROOMが作る新しい…

それ以上ダメ!
逮捕される!

ココ
ココ
キャロ
キャロ

ほとんど喋っちゃってるような気がするけどアータ?

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第3章 外資系投資銀行でも、求められたのは「思いやり」

第3章は、SHOWROOM立ち上げに至る前の、新卒で入った外資系投資銀行でのサラリーマン時代の話をしています。

引用:『人生の勝算』(P7)

貼るな半沢直樹を!

ココ
ココ

人と話すとき、「この人は今どんな気分なのか?」「この会話に何を求めているのか?」など、集中して相手の心を見極めます。

引用:『人生の勝算』(P127)
かのん
かのん

1000倍返しって言ったらなんて思うかな

ひとかけらも思いやりは無いぞこの場合は

ココ
ココ
第4章 ニューヨーク奮闘記

第4章は、ニューヨークの投資銀行に移った後の奮闘記です。

引用:『人生の勝算』(P7)
自由の女神
ニューヨークは昔
クイズ番組のファイナルステージだった

実はこの第4章こそ、この本の核となる部分だと思います。なんせ前田氏が、同僚が休んでいる時間も働き、「仕事に狂う」と決めたことが書かれているからです。

第1章の時から常に人の何倍も頭を使い動いていらっしゃいますけどね

ココ
ココ

この章で重要なのは努力の大切さ。

そして「決めている」こと。ゆるぎない方針と強い意志で前進すること。それこそが人生のコンパス。

途中で嵐に遭うかもしれません。海賊に遭遇するかもしれません。でも揺るぎない方針を持って、強い意志で前進していくうちに、必ず目的の大陸にたどり着きます。だから、新しい挑戦をするときには、動き出す前にまずは自問しましょう。

コンパスは持っているか?と。

引用:『人生の勝算』(P150)

そういえばルネサンス期の三大発明は活版印刷、火薬そして羅針盤でしたね!

ここで他の発明についてちょろっと触れています。

第5章 SHOWROOM起業

第5章は、投資銀行を辞めた後の、SHOWROOM立ち上げストーリーです。

引用:『人生の勝算』(P7)

0→1の代替不可能な価値への挑戦。いやあこの章の前田氏はいつになく熱い!そりゃそうです。人生を懸けている瞬間を紙に落とし込んでいるのですから。

かのん
かのん

まあ散歩なんて誰が連れてってくれてもいいんですけどね 長ければ

こういうのを代替可能と言います

ココ
ココ
かのん
かのん

じゃあ何が代替不可能なのかな?

キャロ
キャロ

ミーたちペットは生きているだけでいいのよ ネー

ラムノ
ラムノ

うう 深い

深いか?

ココ
ココ
第6章 SHOWROOMの未来

最後に、第6章は、SHOWROOMが志向する未来についてです。

引用:『人生の勝算』(P7)

この章でめちゃくちゃ印象に残っているフレーズがあります。

なぜ世界的なネットサービスがアメリカばかり生まれるのか。それは、アメリカ人が、ルールを作ることに長けているからです。

日本は傾向として、作られたルールの中で成果を出していくことに競争性があります。その面に関しては、本当に勤勉で、しっかり結果を出す能力があります。しかしアメリカの場合、先にルールや、ハコを作ってしまいます。作られたハコの中で各国が競争していく状況に持ち込むマウントプレイが異様にうまい。当然、ルールを作った当事者であるので、アメリカが一番強いプレイヤーでもいられます。

引用:『人生の勝算』(P223)
ラムノ
ラムノ

腑に落ちるなあ

Did you read my message? ~読んだちゃんと?

こちらの55秒で取り上げさせていただいてから、その後何度かご紹介した後に…

ラムノ
ラムノ

ついに前田氏ご登場!

映画『花束みたいな恋をした』

主人公、菅田将暉氏が演じる山音麦やまねむぎが、社会で生きるという現実を突きつけられ、次第に余裕がなくなって、それまで好きだった本や漫画を読まなくなる。そんな姿を悲しげに見つめる、有村架純氏が演じる八谷絹はちやきぬ

麦はその代わりに、少しでも社会で生きるために、自分が成功するために何が必要か考え『人生の勝算』を手にします。

キャロ
キャロ

ちょっとまってアータ

ラムノ
ラムノ

ここでキャロがどうしても麦に言いたいそうです

確かに本書は前田裕二氏による「ほんの少しでも勇気が持てるように」書かれた本です。ビジネスで成功するノウハウも少なくありません。非常に参考になります。

他方、あとがきには、こうも書かれています。

人生でぶち当たる壁。これを乗り越えていくには、他者に対する想像力や共感力といった「深く大きな愛情」を持って接すること。

溝口さんの疑念と敬意を思い出す

ココ
ココ
ラムノ
ラムノ

はいどうぞ

キャロ
キャロ

麦ボーイここを理解していれば絹ガールに優しくできたんじゃないのアータ

キャロ
キャロ

あとアメリカに行っても思いやりが求められたって書かれているでしょアータ?

キャロ
キャロ

読んだちゃんと?

許してあげて

ココ
ココ
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I like you! ~紹介する理由

私は俗にいう、自己啓発本系を結構読みます。それはもう、最近過去問わずです。

「意識たけえな」とか「何年前の読んでるんだよ」とか思われるかもしれません。そして中にはキャロが途中で言っていた「俺はこれだけやったぜ」的な話が多いことも、まあ…あります。

ただ本を出版するってそれだけですごいのだと思います。幻冬舎、見城社長は『たった一人の熱狂』で…

「出版は斜陽産業」「泥船に乗っているようなものだ」と言われるようになって久しい。

引用:『たった一人の熱狂』(P158)

と書かれていますが、儲けがあるか否かは抜きにして、ネットと違い、本は「しっかり」しています。

本と山
なぜ本を読むのか
そこに本があるからです

著者と出版社において出版契約を締結します。著作権なんて一言で言っても、複製権や翻案権などいくつもの権利のまとまったもの。そして出版権の決定、存続期間など、まあ大変そうです。

私は麦ではありませんが、やっぱり成功している方の本は興味がある。やはり本になるだけの魅力、実力、実績、発信力があるのです。

そんな中、やはり一番触れたい部分は、著者の熱、なんです。真似をするしないではなく、まずその熱に触れたい。触れてみたい。感じてみたい。そこで私なりに何かを始めていきたい。

いくら5年、10年と出版されてから時間が経とうとも、著者の熱は永遠です。

先に紹介した溝口勇児氏の本もそうです。読むと分かります。熱いです。

ラムノ
ラムノ

ただし…

中には熱い、というより「濃すぎる」という本もあります。それが上述させていただいた…

ラムノ
ラムノ

見城社長!取り上げさせていただきました!

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Present for you💐 ~揺さぶるフレーズ

僕が全力で魂を注ぎ込んだこの本が、皆さんの人生を1mmでもプラスの方向に傾けることを、心から願ってやみません。

引用:『人生の勝算』(P13)

これ以上の言葉は不要です。ぜひ前田裕二氏の熱を感じてみてください。

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