【55秒書評】「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」(後編)

「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」(後編)雪山 満月 【55秒書評】
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Return answer🎤 ~哲人のアンサー

ちなみにディスとは「口撃」。ヒップホップの歴史ですが、ジュース・クルーというグループのMCシャンが地元クイーンズ(ニューヨークの区の一つ)を賛美する「The Bridge」という曲を1987年にリリース。これに対し、ブギーダウン・プロダクションズのKRSワンが、クイーンズがヒップホップの故郷と嘘を言っていると解釈し同年、「South Bronx」でディス。この頃からディスという表現が定着。

日本人にとっては「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の出囃子としてお馴染みの曲ですよね。

引用:「文化系のためのヒップホップ入門」(p89)
かのん
かのん

へーそうなんだ

この頃から「ビーフ」、つまり「諍い」が自分より売れているやつをやりこめる下剋上の手段として盛んになっていきます。

引用:「文化系のためのヒップホップ入門」(p89)

ちなみにアンサーでいうと…

1987年にクール・モール・ディーが、LL クール Jに対して、全部自分のスタイルを盗んでいる、懲らしめてやると「How Ya Like Me Now」という曲を出すも、1990年に「Mama Says Knock You Out」をLL クール Jが発表してシーンの信頼を勝ち取り勝利した、この反撃が有名です。

ちなみに「文化系のためのヒップホップ入門」55秒、いつかやります!

ラムノ
ラムノ

さあ、それでは哲人のアンサーです

今回は特別ゲスト、ハムスターのハム太さんに青年役をやっていただきます!
それではハム太さんどうぞ!

青年役:ハム太
青年役:ハム太

世間で恥をかく前に、わたしがその鉄面皮てつめんぴをはがしてさしあげましょう!

これに対して
哲人のアンサーが!

ココ
ココ

ほう、
それはありがたい。

引用:「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」(p269)
かのん
かのん

続いて第2位!

青年役:ハム太
青年役:ハム太

ええい、このサディストめ!

これに対して
哲人のアンサーが!

ココ
ココ

認めることは
立派な態度です。

引用:「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」(p69)
かのん
かのん

栄光の第1位!

青年役:ハム太
青年役:ハム太

この人でなしめ!

これに対して
哲人のアンサーが!

ココ
ココ

ふっふっふ。
穏やかではありませんね。

引用:「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」(p157)
かのん
かのん

哲人3-0青年!勝者、哲人!

おっと完全勝利です!さすが哲人です!

ココ
ココ

ってなんなんだこれ!

ココ
ココ

終始、大人の対応で青年を完封した哲人。それもそのはず。

たとえば、アドラー心理学のカウンセリングでは、相談者が変るか変わらないかは、カウンセラーの課題ではないと考えます。

引用:「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」(p142)

ある国に「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない」ということわざがあるそうです。カウンセラーは相談者の人生を変えてくれないのか?という青年の問いに、哲人は、

自分を変えることができるのは、自分しかいません。

引用:「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」(p143)

哲人は、やりこめる、とか返り討ちにするとか、下剋上とか、いつか金持ちになるとか、ヒップホップの世界に生きているわけではありません。ただひとつ、どう思われても結構です、変わるか変わらないかはあなた次第、といっているわけです。

ラムノ
ラムノ

押しつけ 一切なし

めちゃくちゃ令和っぽい

ココ
ココ
キャロ
キャロ

Mr.都市伝説みたいねアータ

I like you! ~紹介する理由

紹介させていただく理由は大きく分けて3点あります。

其の1:伊坂 幸太郎氏の言葉

この本には、僕が今まで小説を書きながら考えていたこと、知りたかったことがたくさん、書かれていました。たくさんのはっとさせられる言葉にうなずかれ、もしくは、驚かされ、何より読み物として面白くて、だんだんと純粋に小説を読んでいる気分になり、最後にはなぜか泣いていました。  
                                    伊坂 幸太郎

引用:「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」(表紙 帯)

伊坂幸太郎氏が泣いた!最後に泣いた!

残り24ページを切る段階で鉄面皮をはがしてさしあげましょう、とまで言っていた混沌とした展開。果たして哲人と青年の対話はどのような結末を迎えたのか。伊坂氏が涙されたのは、最後のどこを見て泣いたのか、また最後まで読んで全体を振り返った時なのか、それは分かりません。

ただ…

青年はゆっくりと靴紐を結び、哲人の家を出た。いつの間に降ったのか、扉の向こうは一面の雪景色だった。上空に浮かぶ満月は、輪郭を持たないまま足元の雪を照らしている。なんと澄みきった空気だろう。

引用:「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」(p283)

川端康成の雪国を思い出させる、非常に美しいラストの一節。これを読めば、青年の気持ちがどうなったのか、想像に難くない。

ため息が出ます

ココ
ココ

其の2:せいや氏と山田ルイ53世氏

ちょうどこの本を読み返していた時に「人生を変えたコント」を書評したのですが…

「人生を変えたコント」のあとがき、ラストでせいや氏が書かれていた内容にリンクしたことを、何と哲人が話されているのです!

それが、第四夜 世界の中心はどこにあるかに書かれています。哲人は他者のことを「行為」のレベルでなく、「存在」のレベルで見るよう説いています。例えば青年の母親が交通事故に遭った。意識不明の重体であるとする。ここの場面では…

このとき、あなたはお母さまが「なにをしたか」など考えません。生きていただけで嬉しい、今日の命がつながってくれただけで嬉しい、と感じるはずです。

引用:「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」(p210)

ここにいるだけでいい。いい言葉。紹介したい!そう思いまして。

ラムノ
ラムノ

あともう1冊!

近日中に55秒にアップする予定の「ヒキコモリ漂流記【完全版】」ですが、この引きこもりという行為に哲人は…

不満はあるでしょうし、幸福というわけではないでしょう。しかし、彼が「目的」に沿った行動をとっていることは間違いありません。

引用:「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」(p32)

ならば山田ルイ53世氏のヒキコモリも…そんなわけでこの本を先に書評することにより、山田ルイ53世氏の名著、そしてヒキコモリをアドラー視点も交え、55秒出来る!そのような意味で紹介させていただきました!

ここまでこの本を読んできて何ですが、ひとつ腑に落ちない部分があったのですが…

ラムノ
ラムノ

実はこの本のおかげで…

アドラー心理学の理解を深める「きっかけ」を得ました!

その、腑に落ちない部分とは、また「きっかけ」とは…

「ヒキコモリ漂流記[完全版]」(前編)(後編)にて発表します!

其の3:電車内広告

これを見た瞬間にキャロが
ツッコんでいる姿が浮かびまして…

世界の各出版社から寄せられたメッセージ!広告からの引用です!

まずは中国!

「嫌われる勇気」は、その独特の魅力で、中国の何百万人もの読者を引き込み、数え切れないほど多くの人々の心を動かしました。

キャロ
キャロ

他の地域の自由についてはどう思っているのかしらアータ

続いて韓国!

「100冊の自己啓発書を読むより、この1冊を読むほうが有意義だ。幸せになりたい人には、どんな本よりも本書をすすめたい」ー「嫌われる勇気」に感動した読者のこうした口コミのおかげで、韓国では51週連続ベストセラー1位という不朽の記録が生まれました。

キャロ
キャロ

大統領 嫌われすぎですけどアータ

お次はドイツ!

哲学と心理学を見事に組み合わせ、ドイツの読者の心をつかみました。その結果、「嫌われる勇気」は刊行以来ドイツのベストセラーリストに載り続けています。

キャロ
キャロ

ドイツビールとソーセージの組み合わせみたいなものねアータ

続いてイギリス連邦!

「嫌われる勇気」の素晴らしさは、100年前のアドラー思想を現代の読者に理解・共感しやすい形で紹介し、自らの考えや行動を見直すように促している点にあります。

キャロ
キャロ

その最たる例が欧州連合離脱ってわけねアータ

続きましてブラジル!

「嫌われる勇気」が世界累計でこれほどの部数に達したことは、力強く素直なメッセージは軽々と国境を越え、そのメッセージを必要とする人々に届くことを証明したのです。

キャロ
キャロ

ロベルト・本郷が翼にやったことは到底許されないわよアータ

最後はニュージーランド/オーストラリア!

世界中の読者が、この素晴らしい本の賢明なアドバイスを必要としていました。人々は、自分の人生を自分で選び、自分らしく生きる勇気を持つ必要があったのです。

キャロ
キャロ

その結果サンタさんが選んだのがサーフィンってわけねアータ

以上です。

ラムノ
ラムノ

ただ これがやりたかっただけという…

もう十分に嫌われていると思う 皆さんに

ココ
ココ

Present for you💐 ~揺さぶるフレーズ

青年が、どうすれば自らの無意味な人生にしかるべき意味を与えられるのか?と哲人に問いました。その時の哲人の答えが…

「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい。嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわない。

引用:「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」(p280)

とりあえず私は家事します。お皿洗って、ゴミ出しして。奥さんや子供たちにはにはネガティブなことは言わず、いいね、すごいねっていつも口にするようにします。

キャロ
キャロ

じゃあロベルトは翼に貢献するつもりで ブラジルに帰ったってわけねアータ

ロベルトから一回離れよう ロベルトから

ココ
ココ
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