【55秒書評】「料理研究家のくせに「味の素」を使うのですか?」

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Who are you? ~どんな内容?

19冊目は「料理研究家のくせに「味の素」を使うのですか?」(河出書房新社、2023年10月26日発売)でございます。

著者はリュウジ氏。1986年千葉県出身。当代きっての料理研究家でございます。

第11回 料理レシピ本大賞 in Japan 【ニュースなレシピ賞】受賞!本の内容は、タイトルにあるこの質問に対して、リュウジ氏が懇切丁寧に答えていく内容になっています。本の構成は次項のI like you! ~紹介する理由 で紹介します!

最初に断っておきますが、私はこの本を読ませていただく前から味の素大好き人間です。ですのでリュウジ氏のレシピは幾つも試させていただいております(超 至高のから揚げ、もはや私の趣味です)。

日本一、味の素を愛する料理研究家として有名なリュウジさんですが、味の素をレシピに使うことで、SNS上で「人殺し」「悪魔崇拝者」とまでいわれたそうです。リュウジさんのバズレシピの中でも半ばネタじゃないか、というくらいこの話は定期的にされていますよね。

今やスマホは生活必需品です。分からないことがあれば、すぐに調べられる時代になりました。

かのん
かのん

え?そんなに言うなら「味の素 危険」で検索してみればいいじゃん。なんて書いてある?

一般の方々の会話ならそれで済む話ですが、リュウジさんほどの有名人になるとそうもいかないんでしょうね。例えば、そう相手に伝えても今度はその対応についていろいろと言われてしまう。

本を出す動機は、あくまで「味の素のよさをみんなに知ってもらい、もっと料理を楽しんでほしい!」それだけです。

引用:「料理研究家のくせに「味の素」を使うのですか?」(P203 おわりに)

素晴らしい!令和のこの時代、最良かつ最善なやり方で反撃…いや主張されております。そして書籍化され、さらには【ニュースなレシピ賞】受賞ですよ!

キャロ
キャロ

うま味十分な仕事だったんじゃないアータ

そういうこと言うな!

ココ
ココ

I like you! ~紹介する理由

この本の構成です。

第1章 なぜ味の素を使うのか?
第2章 うま味調味料とは何か?
第3章 うま味調味料の至高の使い方
第4章 うま味調味料の歴史
第5章 MSGは本当に体に悪いのか?※
第6章 UMAMIは世界に誇る食文化

ちなみに第4章のMSGはグルタミン酸ナトリウム(MonoSodium Glutamate)の略です。

ラムノ
ラムノ

この流れ、もう天才です!

「第3章 うま味調味料の至高の使い方」ここは味の素やハイミーを使用したレシピが10通り紹介されているんですが、全部めちゃくちゃ簡単なんです。で、第1章と第2章を読めば、これらのレシピ、必ず作りたくなります。というか、

味の素、舐めたくなります。

で、リュウジ氏もレシピ4でお話されていますが、ぜひ味の素、またはハイミーを入れたもの、入れていないものを食べ比べてみて下さい。論より証拠。活字から得る情報に加え、実際味覚でもねじ伏せられます。卵かけご飯とかね、もう全然違いますよ。

さらに、個人的にはこの本は、第4章からだと思っています。歴史、実験の検証、油、甘味とうま味の関係。文豪やあの有名な漫画も登場。読み物として完璧な配分!読みものとして、ただただ至高!

Present for you💐 ~揺さぶるフレーズ

作家の檀一雄(檀一雄は文豪なので氏は外します。わんちゃら!の世界では文豪は人でなく神なので敬称略)が交友があったある文豪と出会った1933(昭和8)年、初めて壇がその人物の自宅を訪れた時のエピソードが描かれています。その時、その人物は丼にあけられた鮭缶に無闇と味の素を振りかけていたそうです。

「僕がね、絶対、確信を持てるのは味の素だけなんだ」

引用:「料理研究家のくせに「味の素」を使うのですか?」(p146~)

この本の名前は「小説 太宰治」(1964年)

震えた、ここ

ココ
ココ

人間失格55秒はこちら!

ラムノ
ラムノ

まだある!太宰の味の素への愛!ぜひどうぞ!

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