Help me! ~いやあ、しんどいなあ
今回のお悩み:
「私が見た未来ってどんな本なのよ?2025年7月に大災難がくる、とかいうやつでしょ?」
ご紹介しましょう

Who are you? ~どんな内容?
11冊目は『私が見た未来 完全版』(飛鳥新社、2021年10月2日発売)でございます。
著者はたつき諒氏。1954年12月2日生まれ、神奈川県出身。1975年に『月刊プリンセス』(秋田書店)でデビューされます。『私が見た未来』は1994~98年に雑誌『ほんとうにあった怖い話』および『恐怖体験』上に掲載された漫画をまとめたもので、99年に朝日ソノラマより単行本化されています。そして同99年にたつき諒氏は漫画家を引退されています。
もうメディアで散々語られ、取り上げられてきた、例の予言の本です。え、知らない、という方はぜひググってみて下さい!
いまさら?ネタ切れ?そんな声が聞こえてきそうですが…
私はそんな未来、もう見えております。
なんだそれ

表紙に「大災害は2011年3月」と
書かれたメモ。
そして完全版の帯には
「本当の大災難は2025年7月にやってくる」

うひょーこえー
この本は第Ⅰ部が予知夢編、第Ⅱ部がミステリー漫画編、で構成されております。第Ⅰ部に表題作「私が見た未来」が収録されております。第Ⅱ部はたつき諒氏の言わば傑作選、とでも言いましょうか、氏の漫画家としての力量をしっかりと堪能することが出来ます。
個人的に「ちいさなカラの中」が好き!面白い!
I like you! ~紹介する理由
この本、次女がSNSで知り、私に教えてくれたのがきっかけでポチりました。
私自身は知らなかった。
で、こりゃまた、飲まれましたねー。
いや予言がですね、そりゃあこれが一番取り沙汰されましたが、この本が面白いのが、飛鳥新社編集部の「完全版」刊行にあたって(まえがきですね)からの、たつき諒氏ご本人による「夢日記」解説、そして作者あとがき、の流れなんです。
先に述べましたが、1999年にたつき諒氏は漫画家を引退されています。しかし…
甥っ子や姪っ子から話題になっていると聞かされて、ビックリ!
引用:「私が見た未来 完全版」(p214)
商業的好機として出版社がたつき諒氏に何らかの依頼をした。たつき諒氏が承諾、出版社が望むような、そしてたつき諒氏がOKするうえで、代わりに何かを提案した。出版社が了承した。そうして出版されたのがこの「完全版」である。

あくまで個人的な推測です
話題のオカルト本。要するにたつき諒氏はこの風潮を、注目されている今だからこそ、22年の沈黙を破り、この機会を利用し本当に伝えたいことを知ってもらうため、メッセージを発したのです。
そのメッセージとはおそらくこれ。
何も知らない、わからない状態でいると、どうしても準備を怠ったり、逃げ遅れたりする人が出てきてしまいます。でも、日付まではっきり知らせることで、みんなが同じゴールに向かっていくことができるのではないでしょうか。
大切なのは、準備すること。災難の後の生き方を考えて、今から準備・行動しておくことの重要さを改めて認識してほしいのです。
引用:『私が見た未来』(p87)
Present for you💐 ~揺さぶるフレーズ
ーもうすぐわかるから……
引用:「私が見た未来 完全版」(P48)

表題作「私が見た未来」の
最後のセリフよアータ
2025年7月まであと少し…
Thank you! ~55秒解決!
1999年も何もなかった。2025年7月も何もないでしょ、ではなくて、スマホが使えない場合の集合場所を決めておくとか、日頃の防災に関する意識を常に持ち続けていたほうがいい。

電気止まると充電できないしトイレも流れないからね
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