Who are you? ~どんな内容?
9冊目は「あたりまえを疑え。」(セブン&アイ出版、2018年11月26日発売)でございます。
著者は澤円氏。1969年生まれ。千葉市出身。立教大学経済学部卒業後、生命保険のIT子会社勤務を経て、1997年マイクロソフト(現・日本マイクロソフト株式会社)に入社されます。
本書の著者プロフィールによると、さまざまな要職を歴任した後に2011年、マイクロソフトテクノロジーセンター・センター長に就任。2018年には業務執行役員。2006年には十数万もの世界中のマイクロソフト社員のなかで卓越した社員のみビル・ゲイツが授与する「Chairman’s Award」を受賞されます!
2020年、日本マイクロソフト株式会社をご退職され、琉球大学で客員教員、武蔵野大学で専任教員を務めていらっしゃいます。
実は私がこの本を購入、読了したのは2018年ですが、この書評ブログを始めるにあたって必ず触れようと思っていた本の一つです!
この本は日常生活を送るうえで色々な「あたりまえ」を疑うよう、読者に促します。例えば、時間・タスク、ルール・慣例、コミュニケーションにマネジメント、そして自分自身。それぞれがCHAPTERという名で章立てられています。
「あたりまえ」に対して疑問を持つ
→ 一歩前へ進んだと考える
引用:「あたりまえを疑え。」(P9)
私自身、この本を読んでから「これ、必要なことかな」という視点を手に入れました。人間関係は肯定から、仕事は懐疑から。この本で学んだことです。
かいぎ、といえばもう一つ。そう、会議です。
「日本企業には無駄な会議が多い」と昔から言われています。それは「報告」という過去から現在までに過ぎたことや「連絡」という対面で行うことに重きをおいているからだ、とこの本には書かれています。一方「相談」は未来の話なので、この部分を対面で行う。これこそが会議で話すべきことではないか。この本では会議もこう、疑っています。
また澤氏は日本の企業に欠けているものは「時間は借り物だ」という概念だ、と説かれています。欧米の会議では、1時間の予定のミーティングが45分で終わったとすると、こう言って会議を終わらせるそうです。
15 minutes back to you(あなたに15分返しますね)
引用:「あたりまえを疑え。」(P31)
散歩の時は聞きたくないセリフだな
他に「『同調圧力』を感じたらその場を去る」「部下のモチベーションが上がらない理由」「ハラスメントする側にならないための視点」「好きなことや得意なことは『やめない』」等々魅惑の見出しが躍る踊る!
I like you! ~紹介する理由
私がこの本を読んで、最も身になったのがCHAPTER03「コミュニケーションを疑う」です。
いやあ、勉強させて頂きました。
澤氏は多いときには年250回を超えてプレゼンをこなされてきたそうです。講演会やセミナーで、相手にどう、伝えるか。
プレゼンは聞き手への「プレゼント」である
引用:「あたりまえを疑え。」(P125)
話を聞く。昨今はコミュニケーションにおいて傾聴の重要性が広く認識されるようになりましたが、CHAPTER03では、傾聴以上に難しい(個人的意見です🙇)「伝え方」の秘伝満載です。
必見です!
傾聴+澤氏流のプレゼン技術
明日から無敵ねアータ
Present for you💐 ~揺さぶるフレーズ
「風あたりが強い」のは最前線にいる証
引用:「あたりまえを疑え。」(p87)
そういやもうずっと妻の風あたりも強いんです。
それは最前線っていうか暴風域です
からあたりまえです
そのあたりまえは疑わないの?
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