この記事 こんな思いで書いています
結論を急ぐ人向けの記事ではありません。
中年期の迷いの中で、本を通して得た気づきを
言葉にしています。
※本の要点を先に知りたい方は、途中の見出しから読めます。
※ここからは、個人的な実感や迷いも含めて書いています。
Help me? ~いやあ、しんどいなあ
今回のお悩み
「老けたねーと言われたくないけど、しょうがないよなーとも思う。どうやって気持ちの折り合いをつけていけばいいのだろう?」
新たな気持ちになれます!
Who are you? ~どんな内容?
97冊目はこちら!『美しく枯れる。』(KADOKAWA 2024年3月28日発売)でございます。
著者は玉袋筋太郎氏。1967年6月22日生まれ。東京都新宿生まれ新宿育ち。実践商業高等学校(現在は実践学園中学・高校)卒。ビートたけしに傾倒し、その流れの中で弟子入り。命名会で「玉袋筋太郎」と名付けられる。1987年、水道橋博士とお笑いコンビ「浅草キッド」を結成し、ボケ担当として活躍。2020年にTAPを退所しフリーランスに転向。スナック好きが高じて赤坂に「スナック玉ちゃん」を開業。一般社団法人全日本スナック連盟会長として、全国のスナック文化を訪ね歩き、その魅力を発信し続けている。著書に『粋な男たち』(角川新書)ほか。
殿と相棒と離れ、独りになった。コロナ禍でスナックには閑古鳥が鳴いた。初孫が誕生し、母親は施設に入った。カミさんは、オレに愛想を尽かして出て行ってしまった。
なんだかさ、人生ってのは難しいよな?
それでもオレは、酒を呑んで、笑って、時に打ちひしがれながら、生きてゆくーー
引用:『美しく枯れる。』(表紙 帯)
それでは各章のみどころをご紹介します
はじめに 50代を迎えて、オレの人生は激変した
キーワードは、「美しく枯れる」
引用:『美しく枯れる。』(p8)
美しく枯れる?どういうこと?
この本のメインテーマ「美しく枯れる」。玉袋氏がたどり着いた境地。そしてそこに至るまでの出来事。それらを第1章から順に追っていく。これが本書の構成です!
第1章 人間関係って大変だよな
ところで、浅草キッドは解散したの?
引用:『美しく枯れる。』(p16)
ビートたけし氏がオフィス北野から抜けた。「殿のいない事務所にとどまるつもりは毛頭なかった」。しかし水道橋博士はこう言った。「赤江くん(玉袋氏の本名)、それは“義”じゃないよ」
「お世話になったからこそ、この仲間とともに」片や、「お世話になったけれど、ここで学んだことを活かし次へ」
価値観の相違ねアータ
第2章 「発酵」した50代の仕事観
発酵している状態なら絶品となる珍味も、一歩進んで腐敗してしまったらただの腐った食い物になって、腹を下すことになる。
引用:『美しく枯れる。』(p83)
50代。新しいことを始めるか、それとも…。玉袋氏はこう言った。「自分は何を持っているのか?」自分が持っている武器で仕事に臨む。その方が勝ち目がある。
50代の戦い方のいち提案ってわけねアータ
第3章 夫婦ってなんだか難しい
ある朝、目覚めたら、犬と鳥とカミさんがいなくなっていたー。
引用:『美しく枯れる。』(p106)
なぜ奥様は家を出たのか。玉袋氏の考察、そしていまの状況で得た気づき。それは「カミさんファースト」じゃなきゃダメなんだ、というものだった。
でもなあ日頃嫌味言われるとそんな風には思えないんだよなあ…
なんで嫌味を言われているのか考えてみなさいよアータ
第4章 新しい命と消えゆく命とともに
2022年2月5日、作家・西村賢太氏が亡くなった。
引用:『美しく枯れる。』(p170)
2011年『苦役列車』で芥川賞受賞。玉袋氏と同い年。出会った時からウマが合った。しかし「テレビに出てこれだけのギャラをもらっちゃうとさ、もう小説を書くことが嫌になっちゃうよ」西村賢太氏の言葉に玉袋氏は違和感を覚えた。
そして二人は自然と離れていったー。
言葉だけではなく態度ひとつでも人が離れる原因になるわけねアータ
第5章 「人生」のこと、考えてみよっか
年相応でいいじゃない、身の丈に合った生き方でいいじゃない。
引用:『美しく枯れる。』(p210)
人っていうのは自分を必要以上に大きく見せたがる生き物なんだよな、と玉袋氏はおっしゃっています。それは老いというフェーズに入ってもそう。「いまの自分」から背を向ける。それは「むかしの自分」からの乖離を玉袋氏は「現実を無視して理想を求めている」と説いている。
そう考えたら玉さん曰く気持ちが楽になるそうよアータ
おわりに 美しく枯れるために
「美しい枯れ方」を模索しながら、お互い楽しく生きていこうな。
引用:『美しく枯れる。』(p238)
結局美しく枯れるってなんなの?
お姉ちゃんその質問2回目
Present for you💐~揺さぶるフレーズで考察します!
特別企画!玉ちゃん流・人生後半戦の歩き方!
玉袋筋太郎氏の人生後半戦の歩き方をより深く理解するために「スナック」「町中華」そして「孤独」三大テーマを、このお三方とコラボしてまいります!
まず一つ目のテーマが…
スナック最強説
一般社団法人全日本スナック連盟会長でありながら、ご自身でも赤坂に「スナック玉ちゃん」を2017年2月に開業!税込7千円(女性は4千円)時間制限無しの飲み放題&歌い放題!
- ①威張っている人は嫌われる!
- ②ママのジャッジは絶対!
- ③カラオケ独占禁止法!
- ④人の歌には拍手しよう!
- ⑤街のキャッチの言葉は100%嘘なので信じない!
- ⑥お店の値段交渉をママとやってみよう!
- ⑦トイレは綺麗に使おう。
- ⑧政治や宗教の話題は無しにしよう!
- ⑨ママやアルバイトレディにしつこくするのはやめよう。
- ⑩綺麗な会計をしよう。
引用:全日本スナック連盟HPより
この「スナック心得10ヶ条」は、50代以上の大人のたしなみとして応用できる教えと玉袋氏。
さあここで脱・税理士スガワラくんこと 菅原由一氏にご登場いただきましょう!
◇菅原由一氏の本『タピオカ屋はどこへいったのか?商売の始め方と儲け方がわかるビジネスのカラクリ』の55秒解決はこちら!

ここでは「場末のスナックはどうやって稼いでいるのか」という項目がありました。このときはネタバレ防止で触れていませんでしたが、ここではスナックの意義、と言う点で簡単にまとめます!
1対n(複数)形態
要するにママひとりが複数のお客さんに対応する。よって人件費が抑えられる。だから価格設定も低くできる、というもの。
これがスナックの稼ぎ方なわけねアータ
サードプレイス
これはアメリカの社会学者、レイ・オルデンバーグが提唱した概念です。ファーストプレイスは自宅、セカンドプレイスは職場や学校、転じてサード・プレイスとは居心地が良く、ストレスや重圧から開放される第3の場所を意味するらしいのですが…
サード・プレイスの条件は「ゆるくて良い」なんですって
お客さんにとってスナックがサード・プレイスにぴったりってわけねアータ
町中華愛してる会!
お二人目は北尾トロ氏!
玉袋氏も愛する町中華。その名付け親は北尾トロ氏!なんと町中華とスナックは遺伝子レベルで酷似していた!

時代に応じて、お客さんのニーズに応じて味を変えていったり、新メニューを加えたりするやり方もあるだろう。そのやり方をオレは否定しないよ。でも、たとえ時代の流れやトレンドとは無縁でも、「いつも同じ味を提供すること」のカッコよさも、オレは忘れたくない。
引用:『美しく枯れる。』(p81)
◇『夕陽に赤い町中華』はこちら!

町中華がもっとも恐れるのは常連が離れてしまうこと。行列なんてジャマなだけなのだ。まさに名より実をとる精神。徹底してこれを実践した店が、その地域で生き残っているのだ。
引用:『夕陽に赤い町中華』(p239)
町中華もサード・プレイスなわけねアータ
孤独力を磨く
最後のテーマは「孤独」です
まずは第3章から。
奥様が家を出てから玉袋氏はさみしさを感じるようになった。自己啓発書を手にする。そこには「孤独力を磨こう」と書いてあった。しかしその答えは分からなかった。なぜならその答えは千差万別。自分で探すしかないと感じたから。
そして第5章。
50代は孤独とともに歩む覚悟も必要。孤独から生まれるさみしさというのは、ある意味では自分の影のようなもの。どこに行くにも後ろからついてくる、と玉袋氏はおっしゃいます。
ここでは田中慎弥氏とコラボします!
さあ芥川賞作家田中慎弥氏は孤独をどう考えているのでしょうか!
そもそも日本社会そのものが、ひとつの共同体や同じ価値観に属するものを強いていて、つまり孤立を回避する力学で成り立っているので、おのずと孤独には後ろめたさが伴うように仕向けられているのです。
引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考』(P75 )
国民性ってこと?
そして玉袋氏が指摘する孤独力、その一つの答えがこれではないだろうか。
PC、スマホは持たず、ネットとも無縁。鉛筆を手にひたすら原稿用紙に向かう日々。アナログすぎる?それでいいのだ。非効率のなかにこそ生きる実感がある。
引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考』(表紙帯裏)
生きる実感=孤独力である
玉ちゃんの生きる実感を味わっておられる姿はこちらでご覧になれます
◇玉ちゃんねる
Present for you💐 ~揺さぶるフレーズ
ある日、銭湯に行った玉袋氏。湯船に浸かっていると80歳くらいのじいさんが浴槽を跨いで風呂に入ってきた。ブラブラとだらしなくぶら下がっているじいさんのキンタマ袋を見た玉袋氏は無意識のうちに、それと屋久島の縄文杉を重ね合わせていた。
肩肘張った力みなんてまるでない。完全なる自然体ー。それは、実に神々しく、味のある佇まいだったし、これこそ「美しい枯れ方」の手本だとひとりで唸るしかなかった。
引用:『美しく枯れる。』(p189)
ギャー〇ンタマだってエッチ―!
これを読んでシミィール!って言ってる人手を挙げて!
Thank you! ~55秒解決!
【今回の55秒解決】
「若さを保とうとすることは、他者の評価を気にすることだということがわかった」
他者の評価こそ日本社会における生きづらさの原因なのかもしれません
Let’s try it! ~いまからできること
①自分なりのサード・プレイスを探す。
②自分にとって何が生きる実感を得るものなのか考える。
③肩肘を張った力みを意識的に少しずつ取り除いてみる。
さあみんなで美しく枯れよう!


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