この記事 こんな思いで書いています
この記事は、内容の要約よりも、
立ち止まった時期に、この本から何を
受け取ったかを中心に書いています。
※本の要点を先に知りたい方は、途中の見出しから読めます。
※ここからは、個人的な実感や迷いも含めて書いています。
Help me! ~いやあ、しんどいなあ
今回のお悩み:
「同調圧力っていうんですか?なんかみんなでやりましょうって雰囲気が嫌だけど、孤独になるのも怖いしなあ」
孤独ってなんだろう
Who are you? ~どんな内容?
100冊目はこちら!『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考(増補改訂版・孤独論)』(徳間書店、2025年5月31日)でございます。
100冊目!
皆様ありがとうございます!
著者は田中慎弥氏。1972年11月29日生まれ。山口県下関市出身。幼少期に父を亡くし、母と祖父に育てられる。山口県立下関中央工業高校卒業後、大学受験に失敗し進学・就職せず独学で文学に没頭。20歳頃から小説を書き始め、2005年『冷たい水の羊』で新潮新人賞を受賞。2007年に芥川賞候補となって以降、複数回落選を経て2012年に『共喰い』で受賞。「断ったりして気の弱い委員の方が倒れたりしたら、都政が混乱するので。都知事閣下と東京都民各位のために、もらっといてやる」という会見での挑発的発言が賛否を呼んだが、本人は日常的な思考を述べただけと説明。最終コメントは選考委員への感謝で締めた。
疲れ果て、思考停止に陥っていないだろうか?それは死んでいるも同然だ。世間の奴隷である。
打開策は1つ。
四の五の言わず、現状から逃げろ。
引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考(増補改訂版・孤独論)』
作家デビューまで貫き通した、15年間の引きこもり。つるまず、群れず、自分を失わず。孤高の芥川賞作家、反時代的幸福論。
引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考(増補改訂版・孤独論)』
100回記念記事です!
田中慎弥と西村賢太
◇【ReHacQ】Youtube
高橋弘樹氏との対談。言葉が出てきた即座に自問自答しながら発せられる。確信めいた言葉は少なく、常にご本人自身の発言を疑いながら進行していく。
◆前編
◆後編
後編しびれた
田中慎弥からみた西村賢太
動画を見ていただければいいのですが、思わず書き起こしました。
あの人は演じていた。西村賢太でなければならぬという。それを面白がっていたんじゃないでしょうか。戦略でしょうね、べったり自分のことを書いているようでして、非常にクールというか、自分を自分で笑えるってすごいことですよね。自分でなかなか自分を笑えないですけど自分を笑えるってことは、それだけ自分を客観視しているってこと。今こいつこんなことやっているって他人を思うみたいに、自分は今笑われているなという意識は常にあの人は持っていたはずだし。
引用:【高橋弘樹vs孤高の天才作家】衝撃告白…脳内不適切な妄想…他者の苦しみと創作…作家の思考法とは?【ReHacQ】 – YouTube
西村賢太を語る田中慎弥
この場面最高!
私は天才だったなと思いますけれど自分の力で自分が潰れちゃったみたいなところがあって。どっかであの人はあの人なりに自分を肯定していたはずなんだけど、それを素直に出せないままで素直に出したら西村賢太でなくなっちゃうというところがあって。俺はこういう人間なんだよ、それをずっと続けて死んじゃったという。それが彼の人生だったんでしょうね。
引用:【高橋弘樹vs孤高の天才作家】衝撃告白…脳内不適切な妄想…他者の苦しみと創作…作家の思考法とは?【ReHacQ】 – YouTube
西村さんとはそんな突っ込んだ話はしていないと思います。お互いに精神的にあまり強いほうではないから。突っ込んだ話をして相手の人生をほじくり出すみたいな。だから西村さんとは嫌な思い出はないんですよ。
引用:【高橋弘樹vs孤高の天才作家】衝撃告白…脳内不適切な妄想…他者の苦しみと創作…作家の思考法とは?【ReHacQ】 – YouTube
玉ちゃんにみてほしい!
田中さんの表情がいいんだよなあ

田中慎弥は田中慎弥を演じているか?
確かに人に対して「作家をやっています」と言いますけど、その時点でどこか装っているんでしょうね。
引用:【高橋弘樹vs孤高の天才作家】衝撃告白…脳内不適切な妄想…他者の苦しみと創作…作家の思考法とは?【ReHacQ】 – YouTube
正直なひとだなあ
「すごい人だ」って思われるか「バカだなこいつ」って思われるかそれは人によって違うし、すごいと思われて、それを快楽に感じてその人が幸せならそれで良いんですよ。「立派ですねあなたは」って言われることのプレッシャーを考えたら「バカだなこいつ」って思われているほうが「そうなんですよバカなんですよ」って言ってやり過ごせるので
引用:【高橋弘樹vs孤高の天才作家】衝撃告白…脳内不適切な妄想…他者の苦しみと創作…作家の思考法とは?【ReHacQ】 – YouTube
なんか爆笑問題・太田光さんに似ている!
純文学とエンタメ
田中慎弥氏はジャンル「純文学」。
純文学ってなあに?
芥川龍之介は「小説にストーリーはなくて良い」と言って、谷崎潤一郎は「ストーリーだ」と言った。(中略)純文学は人間とは何かみたいなことを、そんなに分かりやすくなくてもとにかく自分なりに追求する。エンタメというのは文字通り人を楽しませる。
引用:【高橋弘樹vs孤高の天才作家】衝撃告白…脳内不適切な妄想…他者の苦しみと創作…作家の思考法とは?【ReHacQ】 – YouTube
映画を例にいえば、純文学はアート作品。分かる人には分かる。そしてエンタメは大部分の人を楽しませるもの。
なるほどねー
要するに広義的な意味では二つともエンタメってことじゃないアータ
『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考(増補改訂版・孤独論)』
『孤独に生きよ』はエンタメだった!
はじめに
まるで「こうでなければならない」「みんなこうしているのだから」といった幻影の声に惑わされ、正体のないものの奴隷になっている状態なのではないかと、わたしには思えます。
引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考(増補改訂版・孤独論)』(p4)
芥川賞作家・田中慎弥氏の自己紹介的なパートです。現代社会を生きる人々へ思い。私たちを絡めとるものの正体とは何なんでしょうか?
それより慎弥先生がいう奴隷って何なのよアータ
第一章 奴隷状態から抜け出す
「奴隷」とは?
「奴隷」とは、有形無形の外圧によって思考停止に立たされた人を指すのです。
引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考(増補改訂版・孤独論)』(p16)
能動的に動くためには思考しなければならない。ここでいう思考停止は相手が求められるだけの仕事に徹する、ということ。田中氏はこれを「奴隷」とし、今すぐ逃げろと警鐘を鳴らします。そして次のステージ、当人にとって価値のある「なにか」を模索するよう書かれています。
散歩は20分って思考停止していない?
1時間でもいいんですよふっふっふ
「なにか」とは?
小学校、中学校時代までさかのぼってみてください。当時、あなたが心を奪われたり、憧れたり、夢中になったりしたものはなんでしたか?
引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考(増補改訂版・孤独論)』(p38)
大切な価値ある「なにか」。それを見つけたら体力が続く限りしっかりやれ。田中氏はこのムーブを「もう奴隷ではないのだから」としています。
能動的に動くからってわけねアータ
第二章 便利さと生きづらさ
ここではインターネットやAIに頼る現代人への、田中慎弥流問いかけの章になります。
ズバリアータたちこれでいいのみたいな感じよねアータ
組織に属さない、作家ならではの視点。
肉体は頭よりも正直です。あなたはどういうものが好きなのか、どんな状態が心地よくて、どんな状態がきついのか。肉体をしっかり動かし、肉体に耳を傾けたうえで、取捨選択をはかる。
引用:引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考(増補改訂版・孤独論)』(p64)
そうすれば思考停止に陥ることはない。頼れるのはあなたの肉体と頭。
そこで初めて電子技術の恩恵を最大限に享受する
使われるな、使え、ということです。
第三章 孤独であること
田中流・孤独の定義
この本の中核になる章です。
人と一緒にいても寂しいですよ。私は。寂しいです。(中略)寂しくないは、寂しさを忘れられているときが寂しくないんでしょうね。
引用:【高橋弘樹vs孤高の天才作家】衝撃告白…脳内不適切な妄想…他者の苦しみと創作…作家の思考法とは?【ReHacQ】 – YouTube
対談の後編より。
田中さんご自身についてこう述べられています
ここで玉ちゃんとコラボ!

そもそも日本社会そのものが、ひとつの共同体や同じ価値観に属するものを強いていて、つまり孤立を回避する力学で成り立っているので、おのずと孤独には後ろめたさが伴うように仕向けられているのです。
引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考』(P75 )
まずここで孤独の定義を確認してから…
不安という「孤独」
さて、思考停止、つまり奴隷状態に陥っているのに気づいたあなたは、そこから逃げ出したあと、自分にとって価値ある「なにか」を足がかりに新たな道を切り拓こうとする。本当にやりたい職業を目指して歩きはじめる。そのとき、あなたは深い孤独の中にいるはずです。
引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考』(P79)
孤独とは思考を強化する時間。孤独が唱えていられるのは、自分を取り巻く環境や共同体が安定している証拠(引用;『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考』(P87))。つまり命の危険にさらされている状況下では、人間は集合する。身を寄せ合う。でもそうしなくてもいい。孤独になるというのは、孤独でい続けることができるという状況は、ある意味、贅沢なのかもしれない。
一筋縄ではいかず、一進一退の先になにかがある。感情はいつも揺れ動き、順風満帆にはいかない。だからこそ挑み甲斐があるのです。
引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考』(P90)
これ絶対慎弥先生自身に向けて書いているわよねアータ?
それは違う こんなステージ先生は日常だよ
第四章 なぜ読書が必要なのか
仕事や世間の奴隷にならず、くだらない流行から逃れ、そして孤独に耐えるためには、本を読み続けなければいけない。そう固く信じるからです。
引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考』(P107)
SNSじゃだめなの?
ここは正直、読み手を選ぶ章です。私自身本が好きなので納得しっぱなしでした。田中慎弥氏の本の選び方、読み方など純粋にファンにはたまらない章です。しかし前回までの章で書かれていた万人の孤独に沿うものが読書か、といったらいささか難しいように感じます。
ということで
私なりに、この章の本質は「無駄なものに触れる」と認識しました。
なにかに心を奪われているうちは、人は死ねません。わたしが知るかぎり、最も手っ取り早くなにかに没入する方法は、本を手に取りページを開くことです。
引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考』(P134)
つまりなにかに没入する。それが非効率なものでもいい。田中氏は読書が当人にとって考えや価値観を揺さぶる、先を切り拓くための手がかりを授けてくれると説いています。そしてそれは思考停止の対極と表現されている。
つまり自分で没入できる何かを見つけよという能動的な動きこそ大事だと説いていらっしゃるわけ
第五章 やりたくないことはやるな
みずからの生き方を手放さず、ふさわしい職業を得るには、燃えるような情熱が求められるときもある。それは当然のこととして、しかしなによりも肝心なのは、ある種の身勝手さ、そして頑なさを失わないことだと思います。
引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考』(P143)
田中慎弥氏の生い立ちに触れています。ここも最終的には思考停止にならないためには…に帰結します。
第六章 職業とは
目の前にある仕事に関して、手を抜かないと決意できるようであれば大丈夫です。(中略)あなたもそう思えているのであれば、仕事自体に意味を見出せている、つまり仕事に集中できるだけの時間と体力を確保できていることになる。
引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考』(P184)
能動的思考=奴隷じゃない
第七章 家族は孤独を癒すのか
家族とは相当に厄介なものである。いくら親密な人と一緒にいたとしても人は結局のところ孤独だ。それがいま時点でのわたしの結論です。
引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考』(P195)
痛快!
家族はいいもの。家族最高の極致。どっちかに振り切る。その結末の方が信頼できる。救いになる。
なんかこの章だけ異質ねアータ
この章は、増補改訂版のために加筆されたものだそうです。田中流・家族論。必見です。私は好き。
Present for you💐 ~揺さぶるフレーズ
おわりに
もちろん本書で述べたことが、絶対的な価値を示しているわけではありません。一つの考え方として、まとまったかたちで記しておいたにすぎない。でも、あなたの気持ちに引っかかるものが、多少なりともあると信じています。
引用:『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考』(P209)
まさにこのサイトの精神!押し付けない、でも何かが残ればいいな。
田中慎弥氏は優しい人だなと思いました
Thank you! ~55秒解決!
【今回の55秒解決!】
「能動的思考でいる限り、その孤独は挑戦のフェーズであるということを学んだ」
この考えは使えるわ
Let’s try it! ~いまからできること
①今自分が置かれている状況が思考停止に陥っているか振り返る
②小学校の時に夢中になったものを思い出してみる
③孤独なんてまやかしだ孤独上等くらい開き直る
孤独でいれるコミュニティ
幸せなのかもしれない


コメント