前回のおさらい
このモニターツアーに当った私たち夫妻

今回のモニターツアーの目的
引用:モニターツアーガイドブック
福島県浜通りの豊かな自然と食の魅力をフルで感じる旅をご案内。海でのアクティビティや観光から、潮風で育ったワイナリー訪問、自然の恵みいっぱいのグルメや、温泉まで、浜通りならではの旅が楽しめる2日間です。

1日目
郡山駅、もしくはいわき駅にてツアーバスに乗車。よつくら港を道路1本挟んだ「お食事酒処 和」で昼食。その後「展望の宿 天神」へ。木戸川でSUP(スタンドアップパドルボード)を体験後、天神岬温泉しおかぜ荘で温泉。18時からしおかぜ荘展望レストラン「オリーブ」にて夕食。
詳細はこちら!

2日目
展望の宿 天神で朝食後、天神岬スポーツ公園を自由散策し、とみおかワイナリーを見学。昼食はワイナリー内のレストラン「ラレス」。その後海岸線をバスで走り「波立海岸」「弁天島」「塩屋埼灯台」をまわったあと、道の駅 よつくら港にて買い物して終わり。
今回は2日目をレポートします!
とそのまえに…
わんちゃら!福島シリーズも併せてご覧ください!
◇楢葉界隈入門編!

◇エンゼルフォレスト白河高原

◇KAYAK もにわっ湖カヤックツアー

◇飯坂ホテルジュラク

2nd day TOMIOKA WINERYの挑戦
朝食~天神岬スポーツ公園

昨日は1日中雨でしたが、天神岬スポーツ公園ではキャンプをしている人の姿も見えます。
2日目は晴れました!
10月25日は「天神岬アウトドアフェスティバルNARAHA」開催!


朝食は「展望の宿 天神」内の「レストラン岬」でいただきます!

おなかいっぱい…
ということで、天神岬スポーツ公園を散歩します!




沖には船が浮かぶ
そして園内にはドッグランもあります。
レンタサイクルも!
写真が無いじゃないアータ
詳しくはホームページをご参照ください!
主催者さんアータこの人仕事していないわよ
そして…




学問の神様、菅原道真公を祀っているそうです。
ちなみに日本において菅原道真公を祭神として祀る神社は全国に約1万2千社あるそうです(ソースはAI先生)。
お姉ちゃんも参拝したら?
そうね参拝…どういう意味よそれ!
とみおかワイナリー
次に向かったのは、とみおかワイナリー!

富岡漁港。人はまばら。

富岡漁港の北側にあった白く長い巨石は「ロウソク岩」と呼ばれ、富岡町のシンボルでした。しかし地震と津波の影響で崩落し、いまや土台のみとなっています。


エモい
中年夫婦のブランコ姿はエモいというより走馬灯系ね
走馬灯って死ぬ前に見るアレじゃん
そして私たちは、とみおかワイナリーに到着!

私たちを案内して下さったのは、25歳の男性スタッフの方でした。
穏やかな語り口。そして明かされる富岡町への想い。
福島県双葉郡富岡町は、震災前の人口は16,000人だったそうです。しかし震災の影響で、避難指示区域に指定され一時的に人口が「ゼロ」になりました。
人口ゼロってすごいね
そして11年の時が過ぎ、令和5年11月30日午前9時。避難指示解除の要件を満たすため解除決定。ただしそう簡単に人が戻ってくるというわけではありません。

一方で生まれ育った町をもう一度よみがえらせたい。その思いに駆られた方々が地域づくりの一環として始められたのがこのワイナリーです。
富岡町でのワインづくりは2016年4月にスタートしました。
引用:代表理事挨拶 | とみおかワインドメーヌ
その時、原発被災を受けた富岡町内は無人でした。
避難先方々から駆けつける仲間達。
そこで感じる重なるワインを通じた夢。
この地でワインに対する思いは、ゼロからの地域づくりの一環であり、
次の時代への贈り物でもあります。
日頃ブドウの木を手入れする職員は3名。薬剤の散布等作業の効率化を図るため、木は横に一列に並んでいる。

津波の影響で塩分が含んだ土壌を3メートルほど削り、土を入れ替えて木を植えたそうです。

真ん中の倉は津波で唯一流れなかった建物でこのワイナリーの象徴!

海岸線からわずかな距離。吹き付ける強い海風の影響により、ぶどうに虫が付きにくく、さらにその土壌で熟成されるワインには独特の塩味が加わる。


何もない土地から栽培し続けたブドウの木。いまや震災前の人口と同じ数である16.000本まで増えました。

ワイナリーのパンフレットに、ワインは単なる飲み物ではなく、過去から現在、そして未来へと続く「希望のバトン」という箇所があります。またワイナリー内で流れていた映像の中でも、遠藤さんは次の世代の方々でこのワイナリーが完成する、という趣旨のお話をされていました。
いまはまだ閑散として、一見殺風景なこの景色も、必ずや一面にブドウの木が茂る、日本有数のワイナリーに成長する。私はそう確信しました。
モノを作る。それは根底に理念、信念、そして希望があって初めて形となるものだと思うからです。
この地には、それが溢れてる!満ちている!
どこの誰なんだよあんた
…続いてレストランです

私たちはランチBコースを二種類のワインとともにいただきました!

福島県産食材のアミューズ5種盛り合わせ

本日のスープ

常盤もの魚料理

肉料理 ライス付き
この地で採れたものをふんだんに使っております

レストランのすぐ横に常磐線が走っている!

遠藤さんたちがブドウの栽培を始めたころ、ボランティアのみなさんとそれとなく常磐線に向かって手を振って見たら、運転手さんが警笛を鳴らし、手を振り返してくれるようになったそうです!
おい運転手さんがそんなことしていいのか危ないだろ!
興醒めさせるなっての
震災で一度は人がいなくなった町、富岡。しかしこの地の復興に想いを馳せる方の活動は、間違いなく周囲に届き、それは共感され、応援され、着実に実になっています!
私もお店のテラスから手を振ったら振り返してくださいました!
あんたはただの客だろ
客でもないわ最低の無銭飲食野郎よアータ
これ、復興にかける物語としても完璧だし、ワインも美味しい!インフルエンサーがつけば、一気に知名度が上がること間違いなし!
起業家の皆さん!手を挙げて!



ちなみに…私たちが頂いた2種類のワインはこちら!

白い花のようなアロマティックな香りと二次発酵を行なう事で、にごりスパークリングワインに!

南国フルーツのようなトロピカルでフルーティな香りと爽快な酸味!

ロウソク岩のラベルがおしゃれ!
これらはショップで売っております!
「波立海岸」「弁天島」「塩屋埼灯台」「道の駅 よつくら港」
美味しい食事とワインをいただいた私たちはバスで再び海岸線を走ります。

玉砂利の珍しい海岸ですが、その小石を持って帰ると目を患うという怖い海岸です。
これはAI先生によると、波立海岸は弁天島を祀る聖域で、玉砂利は御神石とされる。石を持ち帰ると神仏の目を曇らせ、自らの目を患うと伝わる戒めが残るから、だそうです。
それでも持って帰るならそれはもはや頭の病気ね

波が荒々しい。この日ちょうど台風19号が伊豆半島に上陸していたんですよね。


お次は塩屋埼灯台です。



灯台にのぼるために、階段をのぼります。
AI先生によると…
日本全国にはおよそ 3,151基 の灯台があると報告されていますが、一般の人が中に入って登ることができる「参観灯台/のぼれる灯台」は 16基 です。
おお!16基のうちの1つか!
その灯台の中に…

鈴木姫花さんと塩屋埼灯台
鈴木姫花(すずきひめか)さんは(公社)燈光会が主催した平成21年度灯台絵画コンテストにおいて佳作を受賞されました。しかし、残念ながら姫花さんは、平成23年の東日本大震災による津波の犠牲となられました。
福島海上保安部では、同会に保管されていた姫花さんの作品をご家族にお返ししたいと考え、同会に依頼し、平成23年6月、同会の好意により再発行された表彰状とともに作品をご家族にお返することができました。
また、平成26年2月には、被災した灯台施設の復旧工事完了に合わせて開催した復旧記念式典に姫花さんのご家族をお招きしました。かつて、姫花さんが灯台で行われた授賞式において記念写真を撮影した場所に姫花さんの作品をデザインして制作されたハンカチを展示いたしました。
塩屋埼灯台とともに私たちは、いつまでも彼女のことを忘れることはないでしょう。
引用:塩屋埼灯台内 鈴木姫花さんコーナー
しばらくこのコーナーの前から動けなくなりました。
姫花さんのハンカチは販売1万枚を超えたそうです。


さいごに「道の駅 よつくら港」。時間が押して30分くらいしかいれなかった。
写真取れなかった!
取れなかったんじゃない 忘れたんでしょアータ
無事2日目も終了!お疲れさまでした!
楽しかった!
パワーチャージしました!
Check it out! 感嘆!な感想です
今回初めてモニターツアーに参加させて頂きました。
福島浜通りの魅力を「これでもか!」というくらい、ぎゅっと詰め込んだ内容で、こんなにおもてなししていただけるんですか?と驚く一方、復興に向けて歩んでいる「いま、この瞬間の浜通り」に出会えて、ものすごいパワーをいただきました!
個人的にはとみおかワイナリーがすごく良かった。
次の世代で完成する物語。手を振り返してくれる常磐線の運転手さん。16000本のブドウの木。希望のバトン。海に最も近いワイナリー。
これはあまりにもドラマチックなストーリー。
ぜひ常磐線でこのワイナリーに足を運んでみてください。そしてワインをいただいてみて下さい。
これからそう遠くない未来ー
さらに充実した一面のブドウの木が広がり、そして、とみおかブランドのワインを求めて連日、お客さんが訪れる、そんな光景が目に浮かぶはずです。
必ずまた行きます。これからも遠藤さんはじめ、みなさんが託した「希望のバトン」その行く先を見届けるつもりです。
すてきなモニターツアーでした。



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